らき☆すた神輿ものがたり
誕生から2011年までの黎明期におけるらき☆すた神輿のあゆみをご紹介します
2009年 土師祭
そして迎えた2009年土師祭。予告通り増築され、パワーアップされた神輿に注目が集まりましたが、それと同じように注目となったのが、西又葵氏によるキャラクターイラストが大きく描かれた、神輿先導車でした。
元々このキャラクターは、この年の7月に開催された「萌フェスIN鷲宮2009 ~あなたが痛いから~」において、鷲宮町商工会及び幸手市商工会の共通イメージキャラクターとして誕生したもので、今回の先導車のシンボルとして、神輿イラストと同じ手法で描かれた幌が据え付けられたのでした。これは昼の千貫神輿先導にも使われたことで、ひときわ目立つ存在となっていました。
雨に見舞われた昨年とはうって変わっての好天に恵まれた土師祭。いよいよ夜の部には新装なったらき☆すた神輿が出陣となりました。重さと大きさがアップしたことで安定感が増し、昨年に比べても非常に安定したスタートとなり、掛け声も最初からキャラ名が登場するなど、2回目にしてすっかり担ぎ方も様になっているようでした。
そんな中で今年はサプライズとして、第2区間から「乗り手」が乗ることになり、柊かがみのコスプレをした女性が搭乗。おおいに盛り上がりを見せました。この方は、小学生の頃から長く本家の千貫神輿に乗っていたベテランで、コスプレ自体は初めてながら搭乗スタイルがビシリと決まったその勇壮な姿は、大勢の観客を魅了しました。
昨年と同じコースをたどった神輿は今年も順調に進み、最後は神社鳥居前にて千貫神輿との競演を果たして、再び大成功のうちにゴールとなったのでした。