らき☆すた神輿ものがたり

誕生から2011年までの黎明期におけるらき☆すた神輿のあゆみをご紹介します


2009年夏 神輿パワーアップへの道

2009年らき☆すた神輿 そして季節は夏。いよいよ2009年の土師祭に向けての神輿の搬出作業が行われ、作業場に運ばれた神輿は、前年の反省点を活かすべく抜本的な改造が実行されることになりました。

反省点というのは他ならない「軽さ」によるもので、神輿未経験者でも担げる仕様とはいえ、成人男子が担ぐものとしてはさすがに軽かったこともあって、不規則な動きが目立ちました。またトンボ(神輿を担ぐために渡す棒)が短かったこともあり、一度に担げる人数が少なかったのも難点でした。

これらを解消するために計画されたのが、いわゆる「増築」で、現在あるキャラクター部分をもう一段増やすことで、重さを増加させるというものでした。増築作業は順調に行われ、またその増築部分には再び新たなキャラクターイラストが加わり、前回は12名だったキャラクターも一気に30名に増加。賑やかな「らき☆すた」ワールドがより再現され、堂々たるスタイルへと変わっていったのです。

この頃町には2台のカメラが入り、それぞれが撮影を行っていました。一方は映画監督・北川敬一氏による映画撮影班、そしてもう一方はテレビ制作会社・和田萌氏によるドキュメント撮影でした。和田氏のカメラは神輿の制作現場などに入り、その過程がつぶさに記録されていきました。

そしてこの年も新規の担ぎ手が募集されることとなりました。今回は商工会のホームページでのみ募集がかけられ、告知していた開始時刻から数時間で定数に達するほどの人気となり、より注目を集めていることが伺えました。