らき☆すた神輿ものがたり

誕生から2011年までの黎明期におけるらき☆すた神輿のあゆみをご紹介します


2008年 土師祭

2008年土師祭2008年9月7日、土師祭。既に街の長年のシンボルとして定着し、大勢の担ぎ手を迎えて盛大に渡御されている千貫神輿の傍らに、ひときわ異彩を放つらき☆すた神輿が初お目見えとなりました。

昼のうちは神社前の駐車場に展示されることとなり、噂を聞きつけてそれをひと目見ようとするファンが多く集まり、注目の高さが伺えました。神輿の担ぎ手は全国から集まり、特製のTシャツが渡されて全員揃いのスタイルでの出陣と相成りました。

2008年らき☆すた神輿そして日も暮れ始めた18時、千貫神輿が夜の渡御に出発する頃、らき☆すた神輿に明かりが灯り、いよいよ初めての神輿渡御のスタートとなりました。スタート直前には関東を中心に局地的な雨が各地で降ったものの神輿に影響はもちろん無く、120名の担ぎ手のうち40名ほどが位置についた神輿は、勢いよく出発していきました。最初のうちはやはりどうしても神輿を担いだ経験の少ない人が多かったこともあり、多少暴れ気味であったものの、次第に落ちついてくると共に、担ぐスタイルも様になってきたものです。

最初のうちの掛け声は、普通に「わっしょい」だったものの、そのうちにキャラ名を連呼するようになり、「みさお! ヴァ!」「あやの! 背景!」などの名作も生まれたことから、この後神輿を担ぐ際の定番となってゆきました。

神輿は予定通り神社から図書館前の道までの区間を往復し、最後までおおいに盛り上がってのゴールとなりました。例年3万人ほどの見物客を集めていた土師祭も、この年は5万人を動員し、大成功のうちに幕を下ろしたのでした。また各メディアでも大きく取り上げられ、一躍注目を集める存在へとなっていきました。